司馬遼太郎原作「坂の上の雲」

 

13回を3年かけてやるドラマと聞いたとき、「え?」と耳を疑いました。それも12月だけスポットでやるとのこと。それを見続けるのはちょっと無理だと思いました。

 

でも、そのタイトルが「坂の上の雲」だというなら話は別です。

 

「坂の上の雲」は、高校時代、初めて読破した長編小説で、今まで何度読み返したか分からないくらい読みました。最初に読んだのは、学校の図書館の本でした。その後、文庫本を2回ほど買い揃えました。最初のセットは、あまりにボロボロになってしまい、本棚に収まらなくなったので買い直したのです。

 

ドラマも、原作の壮大な内容に劣らず、素晴らしいものでした。出てくる俳優さんたちが、これまたすごい、ほとんどが主役級の俳優さんばかり。

 

何年か前までのNHKの大河ドラマは、ある程度実績を積んだ俳優さんの1つの到達点のような位置づけだったような気がします。しかし、最近の大河ドラマの主役は、20代の若い俳優さんばかり。自分が齢をとったからかもしれないが、あまり楽しめなくなりました。

 

今回、「坂の上の雲」を見て、本物の役者の迫力を見せてもらったような気がします。ドラマを見終えると、つい、また文庫本を手に取り、同じ場面を探してしまいます。これで、何度目になるでしょう。きっとこの本は、これからも身近にあり続けるのでしょう。やはり電子ブックでは、本とのこのような付き合い方ができないように思います。これからも、私は、本に関しては、ずっとアナログ派でありつづけます。

 

さて、来週は最終回、3年見続けた集大成です。とても楽しみです。

 

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