「互いに」契約書では3社でも4社でも5社でも使える!

 

言葉、とりわけ日本語は奥が深いと感じる、少雨のこのごろ。

 

今日は「互いに」という言葉を紹介したいと思います。

 

「互いに」の辞書での意味

http://bit.ly/19KTguT

 

 

そう、意外にも「互いに」とは2者間だけに使われる言葉ではないんです。

 

で、何がおもしろいって、2者以上に用いられるのが意味とありながら、その例文を見てみると、2者間と思しきものばかりなんですね。

 

上記の辞書で言えば、

 

ギリギリ3者以上で解釈できるのは、「お互い健康には気をつけよう」だけだと思います。

 

お互い顔を見合わせるなんてのは、5人もいたら、きょろきょろしてしまいそうな気がする(笑)

 

意味と例文を照らし合わせて思うのですが、もしかして「互いに」という言葉は、意味としては2者以上を指しながらも、使われるのは2者でのことが多いからではないかと。

 

とはいっても、たとえば、

 

我々○○協同組合の会員同士、互いに助け合ってやっていかなくてはいけません。

 

なんていうと、明らかに3者を超えた使い方になりますね。

 

 

このあたりのことを詳しく聞いてみたいなと思って、辞書の販売元である三省堂さんのウェブを見ると、「個別の言葉の意味のご質問はちょっと・・・」という文言が。

 

そりゃそうです。

 

辞書に記載されている言葉の一つひとつについて、質問を承っていたら、もう煩雑を極めてしまって仕事にならないですよね。たしかに。

 

 

もしかしたら、「互」という漢字を調べたら何らかの答えが出るかもしれない。よく見れば面白い形をしているし。

 

と思ってネット検索で調べてみたところ、説明をしているページがどうにかあるにはありましたが、いまいち人数のことまではつかめませんでした。

 

「互」という文字の元(象形文字?)の語源などの解る方、是非教えてください。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1297301292

漢字原子 : 漢字の成り立ち の251

http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/kanji/gensi.htm

 

 

むむむっ、なかなか強敵ですね。

 

いずれにしても、「互いに」とか「お互い」というと、なにやら2者間でのことのように捉えられますが、どうやらそうではなく3者でも4者でも、極端に100者でも(たぶん)用いられるということが分かったのが収穫です。

 

 

このへんのお話って、契約書の前段部分で使われることがありますね。

 

たとえば、3社の合弁契約なんかですと、

 

「互いに合意した当該契約内容について、」

 

A社B社C社の3社が合意したという意味になります。

 

まあ、もっと分かりやすくいいますと、

 

「3社間で合意した当該契約内容について、」

 

と表現することもできますね。

 

 

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