英文推薦状のちょっとしたテクニック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は英文推薦状作成の際の、ちょっとした、それでいてかなり重要なテクニックをお伝えします。

 

それは、留学先の教育機関(大学院)のことを「持ち上げる」というものです。

 

至極当然のことで、すでにあなたの上司が作ってくれた日本語の推薦状には、あなたが留学先に所属することでその留学先の教育機関(大学院)にとっていかにプラスになるか、が書かれていると思います。

 

そこにもう少し、気づくか気づかないくらいのスパイスとして、「持ち上げる」内容を加えます。

そうすることで、留学先の教育機関(大学院)のあなたに対する印象がよくなります。

 

しかし、1つ問題があります。

そもそも推薦状というのは、あなたの上司や指導教授に書いてもらうものです。ですから、その内容を変えることはできません。もしあなたが、上司や指導教授に「もっと良いように書いてくださいよ」と言えればいいですが、それもなかなか難しいはずです。

 

そこで方法としては、「日本語の推薦状の解釈を変える」という方法を用います。

 

例を挙げます。

 

たとえばあなたがアメリカの大学院に留学する場合。

 

1、

アメリカなど各国の会計監査の手法に触れることで、彼女の監査に係る知識と経験は飛躍的に向上し、当監査法人はもとより、日本の会計監査の発展に大きく寄与するものと考えます。

 

2、

アメリカをはじめとして各国の会計監査の手法に触れることで、彼女の監査に係る知識と経験は飛躍的に向上し、当監査法人はもとより、日本の会計監査の発展に大きく寄与するものと考えます。

 

1は、各国の1つとしてアメリカを挙げているのか、それともアメリカを主に持ってきたいのか、やや曖昧になっています。それに対し、2は「アメリカそして他国」というふうに、アメリカをメインに持って来ていると受け取ることができます。

 

この2つの言い回しで、受け取れるニュアンスが異なります。ここを理解して、日本語の推薦状の意味を変えることなく、好意的に捉える(良いふうに解釈する)ことで、(少しかもしれませんが)留学先によい印象を与えることができます。

 

とても緻密な判断なのですが、ほんの一言でニュアンスがいいふうに変わるのですから、考慮すべきことだと考えます。

 

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