海外でのビザ申請を検討している方から、「出生届の英訳が必要と言われたが、どうすればいいのか」という相談を受けることがよくあります。
この件について、多くの方が勘違いしやすいポイントを含めて詳しく解説します。
ビザ取得には出生届の英訳が必要
ビザの種類にもよりますが、多くの場合、ビザ取得のために出生届の英訳(英語に翻訳したもの)が必要になります。これは渡航先の国の入国管理当局が、申請者の身元確認や家族関係の証明として求めるものです。
英語版テンプレートでは不十分
よく「英語版のテンプレートをダウンロードして使えばいいのでは?」と考える方がいらっしゃいますが、これは大きな勘違いです。地方自治体で準備されている英語版テンプレートは、あくまでひな型部分が英語になっているものです。あなた個人の出生届の英語版が存在するわけではありません。
翻訳証明が必要な場合が多い
さらに重要なポイントとして、ビザ取得のために出生届の英訳を当局に提出する場合、渡航先の国にもよりますが、翻訳証明(第三者が翻訳したという証明)が必要になることがほとんどです。この翻訳証明は、たいていは翻訳会社が発行するものです。
そのため、テンプレートを使って自分で英訳しても、翻訳証明がないために受理されない場合があります。確実にビザ申請を進めるためには、専門の翻訳会社に依頼することをお勧めします。
実は「出生届受理証明書」の英訳が正解
ここで最も重要な注意点をお伝えします。
厳密には、英訳が必要なのは「出生届」ではなく「出生届受理証明書」です。
出生届とは、子供が生まれたときに地方自治体に届け出る書類のことです。一方、出生届受理証明書とは、地方自治体から発行される「出生届を受理しましたよ」という市長や町長の印鑑が押された公的な証明書です。
ビザ申請で英訳が必要になるのは、この出生届受理証明書の方です。この点を勘違いして間違った書類を準備してしまうケースが少なくないので、十分注意が必要です。
まとめ
ビザ申請における出生関連書類の英訳については、以下の点を押さえておきましょう:
– 必要なのは「出生届受理証明書」の英訳
– 自治体のテンプレートでは不十分
– 翻訳証明が必要な場合が多い
– 専門の翻訳会社に依頼するのが確実
ビザ申請は一度しか機会がない場合も多いため、確実な準備を心がけることが大切です。不明な点がある場合は、渡航先国の領事館や専門家に相談することをお勧めします。
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