カテゴリー: 抄録・論文・レポート

  • 抄録 英訳 「長い文献名」のケース

    翻訳サービスのご利用事例紹介、今回は、

    抄録 英訳 「長い文献名」のケース

    です。

     
    抄録の中で、参考文献として書籍名が登場することは、しばしばあります。

    その書籍の名前について、英語の書籍であれば、もちろんその英語のタイトルをそのまま使います。

    いっぽうで、日本の書籍である場合は、その書籍の英語版(あるいは英語のタイトル)が存在していない限りは、英訳の際は、原則、ローマ字で表現することが望ましいです。

     

    たとえば、福沢諭吉「学問のすゝめ」には、英語版があります。

    慶應義塾大学出版会 | An Encouragement of Learning [学問のすゝめ]
    https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766416848/

    この場合、日本語版と英語版どちらの文献を論文で用いるかにもよりますが、「An Encouragement of Learning」を採用することができますし、もちろん「Gakumon no Susume」も正しいです。

     
    たとえば、昔、映画で有名になった「ぼくらの七日間戦争」には、英語版がありません。

    この場合、英訳を「Our Seven Days War」とすると、これは英語としては正しいですが、自分の任意で文献名を英語にしてしまうと、文献名の正確さの面で良くありません。

    「Bokura no Nanokakan Sensou」このようにローマ字にします。

     
    古い文献で書名が長い場合、ローマ字にすると、より長くなります。

    たとえば、日本の昔の学習書である、改正小學初等科日用事項 : 一名改正小學生徒訓。英語版はありませんので「Revised Elementary School Basic・・・」と英訳したいところですが、文献名の正確さという点では、これは、カイセイ ショウガク ショトウカ ニチヨウ ジコウ : イチメイ カイセイ ショウガク セイトクンと読みますので、「Kaisei Shougaku Shotouka Nichiyou Jikou : Ichimei Kaisei Shougaku Seitokun」となります。

     
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    要旨(アブストラクト)英訳サービス

  • アブストラクト 翻訳 キーワードを正確に。

    平素、お客様のアブストラクト翻訳を担当する中で、専門用語(キーワード)の取り扱いを重要視しています。

    つまり、初めに「このキーワードはこの英語表現を用いてください」という指示をいただくか、先に翻訳させていただき、お客様がそれをお読みになって、「この英語表現はこっちを使いたいです」「こっちの英語表現でも大丈夫ですか?」「はい、大丈夫です」といったやりとりをして、いよいよ完成に持って行くなどすることができます。

     
    このあたりのことは、英語はもちろん、日本語もまた高い水準で扱うことができる能力も必要ですし、それを表現する原稿作成能力も必要になります。

    当社はこれらの能力を有しており(自賛)、また、もともとアカデミック領域に強い(研究者の方からのご依頼が多い)ため、かなり有意なご対応をさせていただけるのではないかと思います。

     
    アブストラクトの翻訳サービスについては、下記をご確認ください。

     
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