SDS 翻訳は義務?
多くの国では、SDSの翻訳(日本語以外の言語のSDSの準備)は法的な義務ではありません。(国や地域によって異なる場合もあります)
ですが、
・通関の際に英語のSDSを求められる場合や、英語以外にも輸出先国の言語でのSDSを求められる場合があります。
・また、輸出先国で貴社の製品や原料をお使いいただく場合、化学物質等の性状や取り扱いに関する情報を提供するための文書であるSDSが日本語のままでは、相手側は読むことができない(厳密には自分で翻訳する必要があるので読むに至るまで大変不便である)ため、少なくとも英語に翻訳したSDSを準備したほうが賢明です。
なお、英語圏(英語を母国語・公用語とする国々)以外の国の場合、稀に、その国の言葉でSDSを求められるケースがあります。たとえば中国であったら中国語など、です。
(その国に求められるのではなく、その取引先に求められます)
いずれにしても、SDS 翻訳は義務ではなく「必要だから翻訳する必要がある」というのが正確です。
SDS翻訳が必要になる主なケース
法的義務ではなくても、実務上SDSの翻訳が必要になるケースは多くあります。
| ケース | 必要な言語 | 備考 |
|---|---|---|
| 輸出通関 | 英語 | 税関で英語版SDSを求められることが多い |
| 海外取引先への納品 | 英語または現地語 | 取引先の要望に応じて対応 |
| 海外子会社での使用 | 現地語 | 現地の作業者が理解できる言語 |
| 海外展示会・商談 | 英語 | 製品紹介資料として必要になることも |
| 輸入品の国内販売 | 日本語 | 日本国内では日本語SDSが必要 |
国・地域別のSDS要件
主要な国・地域でのSDS言語要件をまとめました。
| 国・地域 | 必要な言語 | 備考 |
|---|---|---|
| 日本 | 日本語 | JIS Z 7253に準拠 |
| アメリカ | 英語 | OSHA HazCom規制に準拠 |
| EU | 各加盟国の公用語 | REACH規則に準拠 |
| 中国 | 中国語 | GB規格に準拠 |
| 韓国 | 韓国語 | K-REACH規制に準拠 |
| 台湾 | 中国語(繁体字) | 職業安全衛生法に準拠 |
よくある質問
Q. 英語のSDSがあれば世界中で使えますか?
A. 残念ながら、使えない場合があります。EUや中国など、現地語のSDSを求める国・地域があります。
Q. 翻訳だけでなく、現地規制への対応も必要ですか?
A. 国によってSDSの様式や記載要件が異なるため、翻訳だけでなく現地規制への適合が必要になることがあります。
Q. 取引先から「英語のSDSを出してください」と言われたら?
A. まずは自社で英語版を準備できるか確認し、できない場合は翻訳会社に依頼するのが一般的です。
当社では、輸出・通関用のSDS翻訳に多数の実績があります。日本語から英語への翻訳に加え、フランス語への翻訳にも対応しております。
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翻訳会社 タイナーズのブログ


