以下、当社のスピーチ原稿業務の事例をアップしました。
事例紹介:結婚式 スピーチ 英語での作成
https://speech-maker.net/5834
ここでは、翻訳側から見たポイントを列挙します。
ひとえに、当社の強みが発揮された事例であり、「スピーチ原稿作成のノウハウ」×「日本文化を理解した翻訳力」 の掛け算で実現できたものだと思います。
1. 日本語特有の挨拶構造を理解していること
・日本の披露宴挨拶は、感謝・謙譲・場を整える前置きが中心。
・その背景や意味合いを理解しているからこそ、英語圏の人に「ただの儀礼」ではなく「心からの気持ち」として伝わるよう表現を工夫できた。
2. 文化的置き換えができること
・例えば「本日はご多用のところ〜」を直訳しても、英語圏のゲストには伝わらない。
・これを「We are honored to have you here today.」と置き換えられるのは、日本文化と英語文化の両方を理解している翻訳者だからこそ。
3. 逐語通訳を意識した調整
・日本語→英語を交互に進めるため、一段落ごとの内容をコンパクトにまとめ、リズムを整えた。
・日本語の分量感を壊さず、英語としても自然に聞こえるように調整するのは、スピーチ原稿と翻訳の両方に携わる当社ならではの工夫。
4. 聞き手の双方に響く言葉選び
・日本語しかわからない親族にも、英語しかわからない新婦側のゲストにも「同じ温度感」で伝わるよう表現を吟味。
・言語の変換を超えて「伝わる体験」を提供できた。
5. 「読み上げ原稿」としての完成度
・翻訳文は書き言葉として正しいだけでは不十分。
・実際に声に出して聞きやすく、場の雰囲気に馴染む形に仕上げられるのは、スピーチ原稿作成も得意とする当社の強み。
6. 日本語と日本文化を深く理解した翻訳担当者の存在
・一見シンプルな翻訳案件に見えても、日本の結婚式という「文化文脈」を踏まえた表現調整が必須。
・当社の翻訳担当者は日本語だけでなく、日本の慣習・文化背景を熟知しているため、直訳ではなく「意味と心」を伝える翻訳を可能にした。