英語の翻訳者の募集開始(2020年夏~年末)について

 
コロナでちょっと国内外の情勢がややこしかったため、一時ストップしていた翻訳者の募集を再開しました!

 
詳細はこちらをご覧ください。(今回は英語だけです)

 
英語の翻訳者 募集ページ
https://www.tiners-p.com/rec.html

 
求める能力についても下記で触れています。

 
求める能力について
https://www.tiners-p.com/blog/751

 
日本在住の、あるいは、海外在住の英語のネイティブの方、ウェルカムです!

日本語を母国語とする方で、高い英語原稿作成能力を有している方、ウェルカムです!

 
(いまだに一部応募者にいらっしゃいますが、、、)Google翻訳を使って作ろうとする方、アンウェルカムです!

 
翻訳は、日本語と英語の置き換え作業ではなく、英語での原稿作成です。

原稿作成業務ができる方、ウェルカムです!

 
英語の翻訳者 募集ページ
https://www.tiners-p.com/rec.html

 

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「外注」禁止令!?で社内翻訳の負担が重くのしかかる

 
本日、日常的にご依頼いただいているお客様とのやりとりでうかがったのですが、どうやら会社の方針として、外注禁止令が出たらしいのです。

 
そうです、コロナの影響です。

 
読んで字のごとく、要は業務の一部を外注してはいけないという費用圧縮の施策です。

 

これは利益確保・キャッシュ確保の観点から、素晴らしい判断だと思いますが、しかし、翻訳を当社に外注できなくなるのは、キツい。

ご依頼が少なくなる当社がキツいという意味ではなく(まあなくもありませんが)、翻訳を外注できないとなると自社内で翻訳をしなければならなくなります。

 
海外の取引先とのメール対応、成分分析結果の書類、SDSなどなど、これを自社内で翻訳するのは、はっきり言って重すぎて、社員様の負担になります。ほかの仕事が滞るレベルですね。

 
 
当社には月極の翻訳サービスがあり、一番安価なプランで40,000円/税込みです。
https://www.tiners-p.com/iemail.html

 
 
海外の取引先との連絡の受け渡しの頻度や取引内容にもよりますが、自社内で翻訳することの重さ・コストを考えれば、明らかに40,000円で外注したほうが仕事が円滑に進みます。と、有能なエグゼクティブやアッパーポジションの方なら、誰もがそうお感じになるはずです。

話がややこしいのが、外注禁止の原因がコロナによる売り上げ減少という点で、そのコロナの影響がいつ収まるかがわからないところです。

やれやれですね、ホントにコロナはやれやれですね。

 
こういった非常にまれな社会状況の中では、費用圧縮の施策は素晴らしい判断だと思いますが、費用圧縮は同時に業務がシュリンクにすることにもつながってしまう可能性もありますので、この辺のさじ加減が難しいところだと思います。

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SDSの項目は重複している、しかし・・・

先日、お客様からSDS翻訳のお問い合わせをいただきました。

なんでも、もともと日本語のSDSで良かったらしいのですが、取引先から急に「英語にして」と連絡があったようで、かなり、てんやわんやしていらっしゃいました。

 
弊社にご連絡をいただき、「5日で作ってほしい。全部で6つのSDSがあります」とのことで、これは極めて難しいスケジュールだったため、もうお断りさせていただく前提でお話を聞いてみましたところ、

「項目はかなり重複していますので、実質は6つのSDSほどの量はないかも」

とおっしゃいました。

 
 
たしかに、同じシリーズの製品の場合、SDSはかなりの箇所で重複します。なぜなら同じ化学物質を使っているからです。

最後のセクション「その他の情報」(この安全データシートは・・・)のところは、たいていは全く同じ内容ですね。

 
 
しかし今回のケースは、重複していませんでした・・・

たしかにお客様は、内容が重複しているとはおっしゃっておらず、「項目が」重複しているとおっしゃっていました。

SDSは法規制に基づいて作成するものですので、項目が重複するのは当たり前。表現の仕方は異なっても、項目が重複していなかったら、それは単に不備のあるSDSです。

 
 
結局のところ、7ページのSDSが6つ、それを5日でという、とても間に合わない状況でしたので、間違いのないところで、1つだけ作成を担当させていただきました。

 
SDSの翻訳はこちらです。
https://www.tiners-p.com/msds.html

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婚姻証明書(結婚証明書)発行はどこで?翻訳は?

結婚証明書

海外への入国で、伴侶が絡んでくると、国によっては戸籍謄本と合わせて婚姻証明書(結婚証明書)の提出を求められる場合があります。

 
ここでハテナなのが、

婚姻証明書(結婚証明書)って、どこで発行してもらえるの?

という点です。

 
ですが、日本には婚姻証明書(結婚証明書)という書類は存在しないんです。
びっくりです。

 
婚姻届受理証明書が該当する

じゃあどうするの?というお話なのですが、提出を求めている国が言う婚姻証明書(結婚証明書)に最も近い日本の書類は、婚姻届受理証明書です。

結婚するとき、婚姻届けをお近くの市役所や町役場、村役場に提出しますが、婚姻届受理証明書というのは、「婚姻届けを受理したことを証明する書類」ですので、婚姻届けを提出した市町村役場で発行してもらえます。

この婚姻届受理証明書を英語に翻訳することで、提出用の書類になります。

 
実は戸籍謄本も婚姻証明書(結婚証明書)の代わりになる

他方、婚姻届受理証明書以外でも、戸籍謄本が提出を求めている国が言う婚姻証明書(結婚証明書)の代わりになります。

ご承知のように、戸籍謄本は、戸籍に記載のある人全員が載っている謄本ですので、結婚をしているということは、配偶者の名前も、当然あなたの名前も載っています。
戸籍謄本には、「身分事項」の欄に項目「婚姻」があり、ここで誰と結婚したかが明記されています。
これにより、婚姻(結婚)を証明する書類となり得ます。

 
少し判断が難しいのは、入国先の国が、必要書類として戸籍謄本と婚姻証明書(結婚証明書)を求めている場合です。
結局、戸籍謄本があればどちらも事足りているように思いますので、わざわざ戸籍謄本と婚姻届受理証明書の両方の翻訳原稿(英語)を準備しなくても良いように思いますが、このへんは入国先の当局(大使館)の判断によってきますので、両方が必要と言うことであれば、一応、両方の英語版を準備しておいたほうが無難だと思われます。

 
 
婚姻届受理証明書の翻訳を承っています。
https://www.tiners-p.com/english.html

戸籍謄本の翻訳はこちらをご覧ください。
https://www.tiners-p.com/family-register.html

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海外 土日休みでメール返信なし。やきもき。

 
私どもが翻訳対応をしている中での「あるある」なのですが、

お客様の中で、海外に取引先に送ったメールの返事がないことに「やきもき」される方がいらっしゃいます。

 
実際のところ、日本の取引先と比べて、国にもよりますが海外の取引先のほうがメールの返信は、たしかに遅い気がします。

 
これは国民性やビジネス環境の違いから来ているもので、とりわけ、土日はお休みですので、たいてい返信は来ません。

たとえば、金曜日(日本時間)にメールを送ったなら、返信があるのは早くても週明けの月曜日です。牧歌的な国であれば、火曜日になっても水曜日になっても、返信は来ません。

また、返信を忘れている場合や返信をする気がない場合もあります。やれやれです。

 
こういった場合の対処の仕方は、なんのウルトラCもありませんが、催促をすることです。

「こないだメール送ったけど、見ていただきましたか?お返事をください」

すると、たいてい、「お返事が遅くなってすみません。あの件については、」とすぐにお返事がきます。

 
ただ、土日については本当にお休みですので、「明日か明後日までに連絡をください」とお伝えして、明日が土曜日、明後日が日曜日の場合は、相手は相当嫌な気持ちになるはずですので、避けたほうがいいですね。

 
こういったことは、当社のお客様とよく話す内容ではあるのですが、

日本企業と海外企業との関係性で、たとえば、日本企業が発注側で海外企業が受注側であれば、けっこう強めに出てもいいと思うんです。なぜって、向こうからすればこっちはお客だから。(まあそれでも土日対応は嫌がると思いますが)

反対に、向こうが発注側でこっちが受注側、つまり、向こうがこっちのお客であれば、あんまり返信をせっつくのは良くないのではないかなと思います。
たしかに「連絡遅いなあ」とは思いますけどね。

 
ちなみに当社では「海外の取引先から返事がないので、連絡とってください」というご依頼を、けっこう頻繁にいただいています。その意味で、とてもこの手の対応に慣れています。

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fountainを日本語で言うと

まさかの1年半ぶりの「この英語を日本語で言うと」シリーズ

 
今回は、

fountain

です。

 
カタカナ読みしますと、ファウンテンです。
なんとなくマウンテンっぽく見えますが、「ファ」です、ファウンテンです。

泉や噴水などの意味があり、興味深いなあと思いますのは、万年筆を英語で言うと、fountain penなんです。インクが吹き出るペンとでも言いましょうか。実際、万年筆はインクが吹き出るとまではいきませんが、まあでも、普通のボールペンに比べれば、インクがジュワっと出ている印象はあります。

 
覚えやすさで言うと、スペインのトレヴィの泉です。the Trevi Fountainとなります。そのままです。
トレヴィの泉

あと、覚えやすさで言うと、チョコレートファウンテンがあります。chocolate fountainです。
ホテルでのパーティなどで出てくる、チョコレートが泉のごとく湧き出してくる、あの夢の食べ物です。

チョコレートファウンテン

これです。
チョコレートファウンテンこのページは当社が運営しています。

 
このように、fountainをなんとなく液体が吹き出るニュアンスに思っていただくと、この単語が使われている言葉の意味がイメージしやすくなります。

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ポケトークをビジネス想定で使ってみた。

ポケトーク ビジネス想定

©SOURCENEXT CORPORATION

 

 
ポケトーク(Pocketalk)の評判を検証しますシリーズ

 
今回は、

 
ポケトークをビジネス(会議)想定で使ってみた。

 
です。

 
弊社の依頼者様のほとんどは、企業様や研究者様が締めますので、今回のお題はお客様も、そして弊社も大変気になるところです。

ということで、ポケトークを使って試してみました。

実際に会議の場面でポケトークをご利用になられるかどうか、下記の内容をお読みいただき、ご参考になさってください。

 
【前提条件】

はじめに前提条件をお伝えします。

1 使用するポケトークは、Pocketalk wです。
2 この記事を書いている2019年11月時点では最新機種です。なお、12月に新機種「Pocketalk s」が発売予定で、この記事をお読みのあなたは、すでに「~s」をお使いかもしれませんが、ポケトークのスペックページによれば、「~w」と「~s」は細かな違いはあっても、翻訳能力は同じとのことです。https://pocketalk.jp/w/spec/
3 ビジネスシーンと言っても、話す内容も密度もさまざまですので、少しずつ話の難易度を上げていく形でいきます。
4 ポケトークは長文には対応できません。(すぐ諦めます 笑)そのため、文章を切って、わりと短めにしています。
5 ポケトークは「方言」や「なまり」には対応できません。(すぐに諦めます)そのため、話し方は標準語でハキハキと、淡々と話しています。
6 翻訳結果について、細かいことを言ってもしようがない(元々、カンペキに翻訳できるものではない)ため、厳密に合っているかどうかではなく、「間違えながらでも相手に伝わるかどうか」という視点で見ています。

 
これらを踏まえて、下記の「使ってみました」をご覧ください。
日本語が元言語、翻訳言語が英語です。

 
 
【使ってみました】

難易度1「ご挨拶」

はじめまして、私は、営業部の課長をしています吉田と申します。
Nice to meet you, my name is yoshida.

→OKですね。

 
メールでは何度かお話していますが、お会いできて嬉しいです。
I’ve talked several times in the email, but I’m happy to meet you.

→with youがあったほうがいいとは思いますが、日本語で「あなたと話している」とは言っていないので、そこまでの認識は難しいのだと思います。しかし伝わるのでOKとします。
 
今日は時間をとっていただいてありがとうございます。
Thank you for taking the time today.

→OKですね。

 
お手元にお送りしている議題に沿って進めていきたいと思います。
I would like to proceed according to the request sent to you.

→議題をrequestとしていますが、requestですと要求や依頼といった意味ですので、間違えています。もしかすると、「議題」ではなく「依頼」と認識したのではないかと思います。

 
と、このように、簡単なご挨拶レベルであれば、大筋、伝わる水準で翻訳してくれます。
(当たり前ですが)行間を読むことができないので、話したことをそのまま翻訳してくれる印象です。

 
 
次は、難易度2「商談での簡単な話レベル」です。

 
 
難易度2「商談での簡単な話レベル」

 次の議題は発注する個数の見直しについてです。
The next future is about reviewing the quantity ordered.

→たぶん「議題」を「未来」と誤って音声認識しています。futureになっています。
 
現在、この製品の売れ行きが非常に好調で、クリスマスシーズンに備えて、1000個、追加の発注をしたいと思っていますが、それは可能でしょうか?
The sales of this product are very strong and I would like to place an additional order in preparation for the Christmas season. Is this possible?

→OKですね。

 
はい、可能です。ありがとうございます。
Thank you yes possible.

→OKですね。
 
しかし、増量して一気に納品しようとすると、製造が追いつかない可能性が高いんです。
However, if you try to increase the volume and deliver it all at once, there is a high possibility that manufacturing will not catch up.

→「納品する・製造する」の主語がYouになっています。正しくはWeです。日本語で「当社が一気に納品する、製造する」とは言っていないので、そこまでの認識は難しいのだと思います。しかし、おそらくは伝わるレベルです。
 
そのため、9月、10月、11月の3ヶ月で、三分の一ずつ、納品してもよろしいでしょうか?
Therefore is it OK to deliver 1/3 each in the three months of September, October and November?

→「9月、10月、11月の3ヶ月 three months of September, October and November」がちょっとややこしい気がしますが、おそらくは伝わるレベルです。

 
話の難易度を少し上げても、いい形で翻訳してくれています。大筋、伝わる水準で翻訳してくれます。いっぽうで、やはり行間を読むことができないため、話したことをそのまま翻訳してくれている印象です。そして、「議題」「依頼」「未来」と、母音が同じ(i・a・i)であれば、音声認識が難しいようですね。たぶん、いつか「飛来 flying」とか出てきそうです(笑)

 

 
さて、最後は難易度3「わりと突っ込んだ商談の話レベル」です。

 

 
難易度3「わりと突っ込んだ商談の話レベル」

もちろんです。気がかりなのは輸送代です。
Of course but what is worrisome is transportation costs.

→本当は「私たちは気がかりなのは輸送代です。」となればいいのですが、「私たちは」と言っていないため、主語が「気がかりなこと」になっています。「気がかりなこと what is worrisome」はis「輸送代ですtransportation costs」。伝わらなくもないように思います。
 
納品が3回に分かれるということは、計算してみないと正確には分かりませんが、輸送代も回数ぶん増えます。
If you do not calculate that the delivery will be divided into 3 times, you will not know exactly but the transportation fee will also increase the number of times.

→この検証の中で最も伝わりづらい英文になったと思います。何言ってるかよく分からない状態です。おそらく原因は、「計算してみないと正確には分かりませんが」を倒置で話しているのと、あとは、やはり日本語では主語がありませんので、全部主語が「You」になってしまっています。
 
売値に転嫁することもできず、かと言って全額負担は当社としてかなり難しいと思っています。
I think that it is quite difficult for us to pay the full amount even though we can not pass on the selling price.

→2文目と打って変わってしっかり翻訳してくれています。
 
もしよろしければ、当社と貴社で輸送代を折半したいです。
If you like, I would like to split the mailing cost between you and your company.

→「the mailing cost」とあり、これは「輸送代」を「郵送代」と誤って音声認識したからだと思います。「折半」をちゃんと「split」とするところは、すごいなあと思います。
 
当社がこれを飲むことで利幅が少し小さくなってしまいます。
By drinking this, the width of the body will be a little smaller.

→「利幅」を「身幅」と誤って音声認識しているのだと思います。「body」になっています。あと、「これを飲むことで」というのは、日本語が難しいのかもしれません。「貴社の要求を受け入れることで」とすれば違っていたかもしれませんが、話しているときにそんなカクカクした話し方はしづらいですね。
 
ベースとなる数量は将来的にもっと増えると理解してよろしいでしょうか? 同時に、減るということはないでしょうか?
Is it OK to understand that the base quantity will increase in the future or will it not decrease at the same time?

→前段はとてもよかったです。伝わります。後段のor以降で、日本語では「同時に」というのを「加えて」「また」といった意味合いで用いていますが、英語では文字通りの同じ時at the same timeと訳しています。
 
少なくとも、来期の3Qまでは今のままでいきます。正確な数量は帰国後、社内で検討してメールでご連絡いたします。
At least until the 3rd quarter of next season, it will remain as it is. Exact quantity will be reviewed in-house after returning home, and we will contact you by e-mail.

 

さらに話の難易度を上げても、そこそこいい形で訳してくれています。いっぽうで、やはり行間を読むことができないため、話したことをそのまま翻訳してくれている印象です。

 

 

ここまで、難易度1から難易度3までを見てきました。

 

分かったこととしては、

1 話したことだけ訳してくれる。(行間は読めない)
2 母音が同じ単語の音声認識はあまり良くないかもしれない。
3 話の難易度が高くても精度はあまり変わらない。
4 認識させる日本語は、正確に文章として成立させないとヘンな翻訳になる。

 
1と2はしようがないとして、3はOKとして、問題は4だと思います。

 
海外の取引先と話しているときに、「気がかりなのは輸送代です」とは話しても、「私たちが気がかりに思っているのは輸送代についてです」と、何かの文章を読むようにカチっとした表現を用いません。

 
逆に言えば、カチッとした表現を用いることでポケトークの翻訳の精度が上がりますので、これは試してみる価値はあると思います。

 
ポケトークのレンタル サービスはこちら
 
レンタルのロームはこちら(弊社運営。その他のレンタル。別サイトに飛びます)
 
 

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戸籍謄本 翻訳から公証、アポスティーユまで カナダ観光編

カナダ観光のための戸籍謄本写真:ナイアガラの滝
 
カナダに観光のために親子で渡航する方を事例として、
戸籍謄本の翻訳から公証、あとはアポスティーユの取得の必要性の有無について共有いたします。
 
是非ご参考になさってください。
 
 
ご相談内容

観光目的で、子供と一緒にカナダに行く予定。
ハーグ条約があるため、戸籍謄本を英訳したものに公証をもらうのと、あとはアポスティーユをもらう必要があるかどうかで迷っています。

 
公証役場での公証(法務省)は必要ですが、観光目的ですとアポスティーユ(外務省)まではいらないのではないかなと感じます。
 
もちろん、あっても困るものではございませんので、取得するのも一考です。
 
 
「と感じます」と、ふわっと申し上げましたのは、これらのことをカナダ当局や公証役場に問い合わせても、あまりきちんと教えてもらえなかったり、聞くたびに必要なものが変わったりするためで、この辺が手続きの難しいところです。
 
少なくとも、公証役場で公証を得る必要があります。
 
公証役場で公証を得る場合、その英語が日本語と相違ないこと(意図を持って改変せず、日本語のとおりに英語になっていること)が重要になります。なぜなら、日本語と英語で違うことが書かれているものを、公証役場としては公証することができないからです。
 
このことを公証役場で証明する必要があります。
 
証明といっても難しい話ではなく、お客様が、「この英語の戸籍謄本は、日本語と相違ない」ことを宣誓した書類を英語の戸籍謄本と一緒に公証役場に提出していただくだけです。
 
 
当社の戸籍謄本の翻訳サービスでは、ご希望の方には、この宣誓書(日本語)のひな形を無料でお付けしています。
この宣誓書に、日付とお客様のお名前を記入いただき、ハンコ(認めでOK)を押していただくだけでお使いいただけます。
 
 
また、ここでのお話からは逸れますが、宣誓書のほか、翻訳証明(英語。当社が翻訳したという証明)もお付けしますので、宣誓書は公証役場で公証を得るために、翻訳証明は(おそらく使う機会はありませんが、必要であれば)カナダへの入国手続きの際に、それぞれご利用いただけます。
 
 
ご参考までに、全国の公証役場一覧を表しているウェブページをご案内させていただきます。
 
公証役場一覧
http://www.koshonin.gr.jp/list
 
公証はどの公証役場でもいただけますが、アポスティーユは、取り扱っている公証役場が限定的で、主に都心部の公証役場のみの取り扱いになっていますのでご注意ください。
 
 
なお、ここでお話させていただいた内容は、当社の数多くの戸籍謄本の翻訳の経験から分かり得たことで、おそらく正しいとは思いますが、公証役場によっては手続きが異なる場合もございます。
念のため、お手続きについては、お近くの公証役場にお尋ねください。
 
 
 
下記にもご参考いただけるページがあります。ご覧ください。
 
戸籍謄本 英語に翻訳から公証まで カナダ編
https://www.tiners-p.com/blog/825
 
戸籍謄本の翻訳サービスはこちら
https://www.tiners-p.com/family-register.html

 

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「東洋医学」周りの翻訳は、日本語を母国語とする者の英訳が良いかも

タイナーズの翻訳では通常、翻訳すべき言語を母国語に持つ翻訳担当者が翻訳し、原文の言語の担当者がチェックに当たります。

つまり、原文が英語でそれを日本語訳する場合は、英語のネイティブが翻訳し、日本語のネイティブがチェックをします。

翻訳原稿の水準を考えますと、この組み合わせがベターです。

 
しかし、ネイティブ翻訳でないほうが良い場合もあります。

東洋医学のことや「わび・さび」のことなど、日本に根ざした内容である場合は、微妙なニュアンスや表現の仕方など、日本語を母国語としない人にはわかりづらいことが多くあります。

これは、東洋医学に登場する表現の問題というよりも、そうした表現を含めたその国の文化・背景に関係するところであるため、英語の水準や日本語の水準とは違った、「その国を知っているかどうか」になってきます。

 
面白い例を挙げてみますと、

英語圏ではよく

「大谷選手は最も優れた野球選手の1人です」

と言います。

日本語を母国語とする人から見れば、

なぜ、最も優れている人が何人もいるような言い方なんだろう?

と思ってしまいます。

 
いっぽうで、日本では、

「行けたら行きます」

という言い方をします。

英語圏の人は、これは、「行けるようだったら行きます」と文字通り捉えます。

しかし、日本語を母国語とする人から見れば、これは、行きたくない気持ちをやんわり言っているということが分かります(もちろん、本当に行けるようだったら行くという意味もあります。要は言い方ですね。)

 
このように、どうしても言葉(記号)だけではその中にある意味まで捉えることは難しいんですね。

先に挙げた東洋医学や「わび・さび」の内容はそれが顕著ですので、日本語のネイティブが翻訳をし、英語のネイティブがチェックをするというのが円滑ではないかと考えます。

いずれにしても、その内容によりますので、原文を拝読させていただいて、最適なご提案をさせていただきます。

 
わび・さびを利かせてご対応しています。
翻訳サービスの詳細はこちら
https://www.tiners-p.com/

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社内報の翻訳。外国人スタッフのコメント妙案!

海外にグループ会社を持つ会社さんの社内報には、よく外国人スタッフの方のコメントが登場します。

日本の法人と海外の法人で、社内報を共有するために、日本語の社内報と英語の社内報を作る必要があり、弊社では、その翻訳を、よくデザイン会社様からご依頼いただきます。

 
先日ご依頼いただいた内容で、「あっ、こういうのがあっても面白いなあ」と思ったのが、外国人スタッフのコメントの英語と日本語の併記なんです。

 
どういうことかと言いますと、外国人スタッフは自己紹介やコメントを英語で書きます。日本法人向けの社内報は、当然日本語ですので、その自己紹介やコメントを日本語に翻訳するわけですが、これを、日本語だけを載せないで、元の文章、つまり、外国人スタッフの英語の文章も併記したらいいのにと思ったんです。

と言いますのも、この事例では、アジアにグループ会社を持っていらっしゃって、つまりアジアの方が英語で自己紹介やコメントを書いているんです。

 
ご承知のように、アジアは(国にもよりますが総じて)英語圏ではありませんので、母国語としての英語ではなく、日本と同じように学んだ英語を使うわけです。

少したどたどしいんです、その英語が。

たどたどしい英語というのは、とても率直に読み取れて素敵なんですね。

 
例を挙げますと、小さな女の子が書いた手紙って、妙に大人の琴線に触れると思いませんか?率直に、少ない語彙力で一生懸命気持ちを表わそうとしているのが分かるからだと思います。

それと同じように、このアジアのスタッフの文章もとても率直で素敵だったんです。

 
日本語に翻訳しますと、どうしてもその率直さ、素敵さのニュアンスが薄れてしまって、それはそれでもったいないなあと思い、英語と日本語を併記するのがいいのではないかと感じたんです。

 
この事例では、当然、弊社の依頼者様であるデザイン会社様がそれを決められるわけではありませんし、また、そもそも社内報の誌面の関係から併記は難しかったのですが、こういった元の文章を社内報に取り入れるというのは妙案ではないかと感じました。

 
タイナーズでは、社内報の翻訳を承っています。

社内報のページはありませんので、一番近しいパンフレットのページをご案内いたします。

パンフレットの翻訳

 
ご連絡をいただく際は、どのページからでも結構でございます。
また、もちろんお電話も歓迎しています。

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